交流会にて気づいた事、皆さんからのアイデアなど。

交流会にて気づいた事、皆さんからのアイデアなど

「情報について」
・避難されて来ている方が求めていらっしゃるのは「確かな情報」です。
市民活動やnpoの活動などは、敏速で、実質的で、思いやりがあり、
直接的な動きにつながれるようです。

私達は、ネットで時間をかけて調べることができますが、高齢者や子連れの方等にとっては難しい事であるようです。プリントアウトした物をお知らせすると、
喜ばれるようです。

「住居について」
・本質的に地元へ帰る事が出来ない方は、せめて近くで暮らしたいと望まれているようです。佐渡への移住も選択肢のひとつですが、他県の住宅支援情報の情報提供も大切なようです。

放射能汚染と子どもについて」
福島県では各教育機関に於いて、文部科学省の決定により、尋常ではない数値の中での教育活動を進めてしまっています。そんな中、子どもの命を守りたいと、佐渡へ避難されて来ている方もいらっしゃいます。
佐渡には自然、文化共に後世に伝えてゆきたい宝があり、そして、廃校となってしまった学び舎も…ありますよね?
是非、短期間であっても、集団学童疎開の計画をも担って頂きたいと思いました。行く先があると知れば、避難したくても出来ない方の支えにもなるのではないかと思いました。

「日々の暮らしについて」
・心に少しずつゆとりの隙間を見出されている方もいらっしゃり、だんだんと日常の感覚を取り戻していきたいと願っていらっしゃる方もいらっしゃいます。「料理をしたい」「体を動かしたい」「話がしたい」等です。
手を動かしながら、会話を楽しむことで活力を取り戻すことができるようです。
高齢の方は、毎日決まった時間に体を動かしたいとおっしゃる方もいらっしゃいました。

「避難先でのこと」
・避難者同士の交流が薄いので、宿での部屋割りがひとつのフロアーだったらいいのにな。という意見も出ていました。「色んな事情がおありになるでしょうから贅沢は言えませんよね…。」…とも。

大雑把ですが、このような具合です。
私も、以上のことを少しずつでも取り入れていけるように、
これからも交流会を催したいと思います。

以上、ねまりやからの報告でした。


追記!
あとひとつ、いいポイントだと思ったのですが、今回は交流会の初めに、体のほぐし方の講習を行ったのですが、これが毎日何かしらの緊張感の中で過ごされている避難者さんには、心のほぐれのきっかけともなり、今回、その後の会話が弾んだのもそれのお陰なのかなと思いました。皆さんもやってみてくださいね!